ホーチミンでCAROプレイヤーと交流
福井 暢宏
2025年7月8日 14:34
こんにちは。RenjuPortal開発者の のぶ です。
香港のあとは、友達に会いにマレーシアに行こうと考えてました。ただ、予想以上に飛行機代がかかったので、行き先を変更して前から行きたかったベトナムのホーチミンへいくことにしました。ベトナムには独自の五目並べである「CARO」があり、7/6(日)に交流をしてきたので、このノートで紹介したいと思います。

CAROプレイヤーとの交流会のきっかけ
5年前くらいに私がベトナム五目並べのCAROに興味があって、プレイしていた時期があります。そのときに、ベトナムの有名なCARO Youtuberである「Phong」さんが、私との対戦動画をYoutubeにアップしてくださいました。Phongさんのチャンネル「CARO TV」には登録者数が2.34万人(2025年現在)いて、CAROの世界で絶大な影響力があります。そのことがきっかけで、CAROプレイヤーたちに私のことを知ってもらえました。
そして、今回はベトナムへいくということで、せっかくなのでCAROのプレイヤーと交流してみようと思い立ちました。FacebookのCAROのコミュニティーにホーチミンへ行くので交流しようという旨を書き込んだところ、ホーチミン在住のNhànさんからお声がかかり、交流会を開いてもらえることになりました。
CAROのルールについて
ベトナム五目並べである「CARO」について紹介します。
道具
碁石ではなく◯と✕を使います。
盤のサイズには規定がないそうです。主流は15×15と聞きました。

ルール
石を置く場所は線と線の交点ではなく、マスの中に置きます。
五連の先に相手の石がある場合は勝ちにならない。
以下の図では、Aに置いても勝ちとなりません。L8のように五連の先に相手の石があると勝ちとならないです。
初手はどこから打ってもよい。
3手目は初手から4つ離れたところに置く。
2 のルールがあったとしても先手は必勝になります。そのため、3手目のおける場所に制限を設けて、先手と後手を互角にしています。このルールはオンラインのCAROアプリでは対応していなくて、トッププレイヤー同士が先手後手が互角に戦えるように、暗黙のルールとして行っているようです。
この2のルールがあることによって、下図のような手が打てることになります。
黒1と三を引いたとします。
F8に白があることによって、黒の三を無視しても問題がないのです。このように打ったとしても、F8に白があることによって黒5は勝ちになりません。
このルールがあることで、ゲームが複雑なものになります。
交流会
ホーチミンの一番栄えている1区のお洒落なカフェで交流会を行いました。集まったのは私含めて4人です。

それぞれの参加者を紹介します。
Nhànさん。今回のイベントの主催者。日本に留学していた経験があるので、日本語で日常会話ができます。
Henryさん。熱心なCAROプレイヤーで私がホーチミンにくるということでDMを送ってくれた方です。強い相手に挑んで負けながら強くなりたいタイプです。
Leoさん。Henryさんの友達です。子どもに英語を教える仕事をされているので、とても英語が堪能です。
こちらの3人と私で、盤をはさみながら、英語や日本語、難しい話をするときはChatGPTを使って交流しました。

盤はNhànさんが13路盤(マスは12)を2つ持参してくださいました。また、私もにゃんこならべの布盤セットを1セットと、チップボールにゃんこと紙盤を持ってきていたので、それらを使いました。
みなさんからCAROのルールの説明をうけて対局してみました。前述の三をすかして止めることができるというのを見落としがちで、その手があったのかと驚きの連発です。このルールになれるのは時間がかかりそうです。
また、みなさん連珠のことを少しご存知だったので、軽く説明もしました。簡単な禁じ手を使っての勝ち方の詰め連珠をだしたら、見事にHenryさんは解いて、そのような勝ち方があることに驚いてました。
お互いの競技を知るいい機会になったかと思います。
ベトナムのCAROの状況
数年前までベトナムにはCAROの団体はありませんでした。それで、CARO YoutuberのPhongさんを中心にグループを構築し、過去にハノイでは3ヶ月に1回くらいは集まっていたそうです。ただ、そのグループが一度荒れて解散となったそうです。今はあらたにグループを作り直して活動されていると聞きました。ただ段々とみなさんの熱意が落ちつつあるそうです。
連珠、CAROの交流大会を考えてみた
もっとベトナムでの活動が活発になるように、連珠プレイヤーとCAROプレイヤーで交流するイベントができたらいいなと思い、その話をみなさんとしてみました。
プレイヤーの数はホーチミンよりハノイのほうが多いので、ハノイのほうがおすすめとのことでした。また、ハノイであれば、中国南部、澳門、台湾あたりからも人を呼びやすそうです。連珠プレイヤーのみなさんは興味ありますかね?
道具についてですが、CAROは盤のサイズに規定がないそうですが、主流は15路盤のようです。もしかしたら同じ盤が使えるかもしれません。対局時計はおそらく持っている人はいないと思われるので、持参するか、もしくはスマートフォンの対局アプリを代用する必要があるかと思います。
大会の形式は、連珠とCAROのルールをお互いにプレイするのが、それぞれの競技のことをよく知ることができるきっかけになりそうです。
良好な関係を築いていきたい
私は連珠の普及活動をしているため、ベトナムの方々にも連珠プレイヤーになってほしいという思いはあります。しかし、ベトナムには独自の「CARO」があるため、この地で無理に連珠を広めようとするのは敬意を欠く行為だと考えています。
ただ、どちらも「5つ並べたら勝ち」という本質は同じ競技です。連珠とGomokuがともに世界選手権を開催しているように、協力し合える良好な関係を築いていければと考えています。
福井 暢宏