中国連珠探訪 - 苏州市の連珠教室見学

福井 暢宏

2025年6月29日 13:42

こんにちは。RenjuPortal開発者の のぶ です。

6月7日に開催された中日五子棋邀请赛の打ち上げにて、吴志琴さんに棋院での連珠教室を見学させてもらえないか聞いたところ、快く承諾してくださりました。そして、予定を調整して6月8日に朝から苏州棋院で連珠教室を見学させてもらいました。

苏州棋院の連珠の歩み

教室の内容に入る前に苏州棋院の連珠の歩みを様々な人から聞いた情報をもとに紹介します。

吴志琴さんは、夫とふたりで小売店を営みながら連珠の鍛錬をされていたそうです。2019年にはエストニアで開催された女流連珠世界選手権で優勝を飾ったのを期に、棋院で囲碁の先生をしていた吴さんの友達から誘われて苏州棋院で先生を始めたそうです。傅亮さんは昔から連珠に熱中されていて、吴さんが教室を始めるのと同時に講師として加入したとのことです。そして年を重ねるにつれ、生徒たちが実績をあげてきており、今年のLingfeng杯U10で優勝した生徒や、ユース世界選手権U14で2位になった生徒、高校の全国大会で上位入賞した生徒などなど実績をあげています。数年後には成人の部で華々しい成績をあげていく生徒がここから生まれそうです。また、2年前からは傅さんの教え子が初心者向けの先生として加わって3名体制になっています。

Lingfeng杯U10優勝の少年

教室につくやいなや、授業が始まる前に10歳の少年から対局を申し込まれました。棋譜は途中までしか覚えていないですが、このような展開で満局となりました。

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対局後に少年は「この黒11は最近みないので、白になにかあるはず」と言っていました。どうやらこの生徒は最新形はよくならべているようで熟知しています。私の10年前のおぼろげな記憶では白必勝が解明されている形でしたよね。違っていたらごめんなさい。

このときは、この生徒の素性をしりませんでしたが、どうやら後から聞いた話によると傅さんの中級授業と個別授業。吴さんの中級授業の計3つの連珠教室に通っているようです。そして、今年のLingfeng杯U10では優勝とのことでした。

いやー、将来ものすごく強くなりそうです。名前しらべて覚えておこう。

吴さんの教室

集団授業で行われました。午前9時30分から始まり、昼食休憩を挟んだのち、午後4時に授業が終わります。子どもたちの集中力も継続はしないので、適宜休憩をいれたり、課題の内容を変えながらしているようでした。

生徒の実力はまちまちで、先程のLingfeng杯U10優勝者もいれば、基礎的な練習が必要な生徒もいます。全員で1つの課題をするときもあれば、生徒の実力に合わせた個別学習をしたりする時間もありました。

また、テキストを10枚ほどいただき、読ませてもらいました。テキストは吴さんが自作で作られたようです。三、四、禁手などの基礎知識、定石研究、詰め連珠などなど多岐にわたります。

傅さんの教室

参加者は、小学生高学年から中学生くらいの3名で行われました。定石研究をしたのち、その定石の形から対局を進めるという形式で行われていました。傅さんいわく、これが効果のあった形式だそうです。

私が参加したときの定石研究では以下が課題でした。最善と言われている進行とは違う手を打たれた場合、どうなるのか解説しながら進めていました。生徒の一人はずば抜けて記憶力がいいようで、すでにこの形を丸暗記していました。すらすらとならべていたのが衝撃的です。

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2つの教室をみて

今回の苏州棋院の連珠教室見学、本当に勉強になりました。吴志琴さんや傅亮さんの熱心な指導と、子どもたちの真剣な姿にすごく刺激を受けました。特に、若い子たちがこんなにしっかり連珠を理解して、どんどん強くなっているのを見て、苏州棋院の連珠の未来は明るいなと感じました。

最後にこんな貴重な体験をさせてくれた傅さん、吴さん、本当にありがとうございました。

教室終了時に、二人で記念撮影しました!

福井 暢宏